おすすめ『シンシン/SING SING』感想
- 創作若造
- 3月14日
- 読了時間: 3分
俺たちは囚人である前に人間だ
本日紹介する作品は『シンシン/SING SING』 グレッグ・クウェダー監督コールマン・ドミンゴ、クラレンス・マクリン主演の映画です。
Amazon Prime Videoでは2026年3月6日から配信開始されています
目次
物語概要
舞台はアメリカでも最高峰のセキュリティを誇る刑務所。主人公のジョンは更生プログラム「RTA」の演劇部門に所属していた。ある日そこにかけたメンバーの代わりとして、務所内でも名の知れた悪党ディビアンが入団する。そして彼が喜劇をやろうと言い出したことで二人の運命は交わっていく。

自分とは何かを見つめなおす
物語の中でたびたび、役者としての想像力を鍛えるために、各々がテーマに沿って自身の思い出を話す場面が存在する。その場面に出くわすたびに我々は囚人一人一人にも家族や友達がいて、夢や理想があることを思い知らされる。 しかし司法は世間は彼らをあくまで塀の中の人、犯罪者としてしか扱わない。そんなレッテルを抱えながらも己のなりたいものを目指してあがく、そんな彼らの姿には明日を生きる気力が詰まっている。

自身の居場所
物語が進んでいくにつれ、主人公のジョンには他の劇団員と同じ舞台を成功させることのほかに、自身の仮釈放を認めさせるというもう一つ目標があることが発覚する。
劇団員の創設メンバーとして仲間たちに慕われてるジョンだが、彼の居場所はこの監獄だけではない。外の世界に愛する家族がおり、彼らとの再会を目指している。そんな中ジョンに様々な不運が襲い掛かる。それに対しジョンと仲間たちはどのようにして向き合っていくのかそこにも注目していただきたい。

作者の評価、おすすめポイント
サブスクでの実際の劇場での鑑賞でも同様のことが言えるのだが、エンドロールが流れる途端席を立つ者が少なからずいる。
実際Primeでもこのタイミングで次に見る作品の催促が出る。しかしどうか最後まで見ていただきたい。その時初めてこの作品が持つ圧倒的臨場感とリアリティの正体を皆が知ることなるだろう。さらには背後で流れる映像もかなりのレアなものだから。ぜひとも最後の一秒までしっかりと楽しんでほしい。
総評
評価☆☆☆☆(星4つ)
牢獄という決して良いとは言えない環境でも腐らず、毎日を必死にそれでもって明るく生き抜こうとする劇団員たちの生き生きとした姿と、鎖につながれても決して消えない深い人間性、そのマリアージュこそが本作の最大の魅力であると私は思う。 あと劇団員と劇を教える先生との絡みが最高でした。



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